産後の肩こりの原因

こんにちは^_^
東京都府中市の東府中駅徒歩30秒、整体院りむーぶの塩田です^^

今回は、私が今まで産後骨盤矯正をさせていただいた産後ママに多い症状の1つ、産後の肩こりについてお伝えしていきたいと思います。

原因

妊娠中〜産後は骨盤を中心に全身靭帯が緩くなる 

妊娠をすると女性の体は出産に向けての準備に入ります。

妊娠中から『リラキシン』というホルモンが分泌されて骨盤を中心に全身の靭帯が緩くなり、産道を作っていきます。

なんとなく妊娠すると骨盤が開くと聞いたことがあるかもしれませんが、妊娠・分娩の補助を行うこのホルモンの影響もあり、骨盤の関節や恥骨結合が開いていくのです。

そして実はこのホルモン、骨盤だけではなく全身的に靭帯を緩くします。骨盤を中心に全身の靭帯が緩くなると関節が不安定になり、不安定な関節を動かす筋肉の負担は大きくなります(T ^ T)

この影響は肩だけでなく産後の腰痛、膝痛、股関節痛、腱鞘炎、恥骨痛など、様々な産後症状に関連し、出産後数日でリラキシンの分泌が止まった後も約6ヶ月にわたり続きます。

よく産後骨盤矯正は産後6ヶ月までを勧められるのはこのような理由があるからですね^_^

しかし、この6ヶ月というのは個人差がありますし、産後1年以内はもちろんのこと1年以上が経過した産後ママも産後の症状が残っていたり、体型が変わってしまった場合は産後骨盤矯正を行うべきだと思います。

抱っこ・抱っこ紐

抱っこが多いのは言うまでもなく、産後肩こりの原因になる場合があります。

特に6㎏、7㎏とお子様がどんどん重くなるにも関わらず抱っこが全然減らない、むしろ夜泣きも始まって抱っこが増えた!なんてことになると身体の負担も大きくなりますよね(/ _ ; )

片手で抱っこしながら、片手を使うという方も多いかと思いますが、やはり肩こりの原因になったり体の歪みに繋がったりします。

左手で抱っこして右手を使っているあなたは鏡でよく見ると左肩が上がっているかもしれません。その場合、体の正面に両手を伸ばして指先を見ると左手が短くなっているかも。

こんな風に抱っこの仕方によって体の歪みが出て肩も凝ります。凝りは同じように凝っていても感じやすい方と感じにくい方がいるので感じ方は人それぞれですが。

抱っこ紐は正しく使えていますか?特に背中のバックルが上すぎる方が多いと思います。心当たりがある方は手間にはなりますが抱っこ紐をする前に1度肩紐を目一杯緩めてお子様を抱きかかえた後、背中のバックルをつけて、肩紐を引っ張りお子様を密着させるという順番で抱っこ紐を使ってみてください。

ちなみに上画像の抱っこ紐は肩紐が緩すぎて赤ちゃんの顔が低めの位置にあるため肩こりや肩甲骨あたりが辛くなりやすいかと思います(>_<)

前かがみ・前重心

妊娠中にお腹が大きくなり、重たくなると重心が前に移動して前重心になります。そうすると自然と腰を反ったり背中を丸めたりしてバランスをとるので背中や肩、首の筋肉の負担が大きくなります。

妊娠中の重心・姿勢が染みついてしまって、産後もそのまま妊娠中の重心・姿勢になっている方もいらっしゃいます。

このような場合、放っておくと反り腰、猫背など健康的にも美容的にも良くない姿勢が定着してしまう可能性があるので早めに対処したいですね^^

育児・家事で前かがみが多くなるのも産後肩こりの原因になり得ます。

前かがみで何かするときはだいたい手を体の前で使っていると思いますが、そうすると肩が内側に捻れやすくなります。肩が内側に捻れると肩甲骨が外側に引っ張られます。肩甲骨が外側に引っ張られると肩甲骨にくっついている肩や首の筋肉が引っ張られて肩こりになります。

産後ストレス

人間は変化が起きることでストレスを感じる場合がありますが、産後は急激に色々な変化があります。

出産による体の変化や急激なホルモン変化、育児が中心になる環境変化などが起こることで大なり小なり、ストレスがかかります。

ストレスが溜まることで自律神経が乱れます。自律神経には交感神経と副交感神経がありそれぞれ役割があります。

交感神経は仕事や運動をしているときなど活動時に働き、副交感神経は寝ているとき、のんびりしている時などリラックスしているときに働きます。

ストレスが溜まると交感神経が優位になり緊張状態、興奮状態になりやすく筋肉にも力が入りやすくなります。

肩こりが気になる方でいつも肩に力が入ってしまっている気がする方や寝不足なのに夜なかなか寝付けない方など自律神経が乱れて肩こりに影響している可能性があります。

睡眠不足

ストレスと相対関係になりますが、産後は睡眠不足により肩こりを助長している場合があります。

睡眠時には疲労の回復を促進するホルモンが分泌されます。産後に授乳や夜泣きなどで2時間〜3時間おきに起きる場合、このようなホルモンの効果をうけにくく疲労が抜けにくくなります。

ちなみに睡眠時には代謝をあげる、脂肪を燃焼するホルモンも分泌されますので睡眠不足が産後太りの原因になったりもするようです(T ^ T)

とはいえ、授乳のカロリー消費は大きいのでバランスの良い食事で母乳をたくさん飲んでくれた方が体重も産前に戻りやすいかと思いますが^^

まとめ

整体院りむーぶのブログをここまでお読みいただきありがとうございますm(_ _)m

今回は産後肩こりの原因について書かせていただきました。このような肩こりの原因がある場合、肩を揉んでるだけでは当然解消されません。体の状態を変えることも必要ですが、その状態になってしまった原因を変えることであなたの肩こりが変わるかもしれません^ – ^

当院で体の状態を変えて、原因を見つけるサポートを受けたい方は下のお問い合わせ・予約ページからどうぞ^^

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA