産後の床上げ期間はどう過ごせば良いの?

こんにちは^_^府中市の東府中駅南口から徒歩30秒整体院りむーぶの塩田です。

皆さんは、産後の『床上げ』って聞いたことありますか?

最近は聞いたことない産後ママが増えているように感じますので、今回は産後の床上げとは何か、どんなふうに過ごすと良いのかをお伝えしていきたいと思います。

産後の床上げとは・・・

女性の体は妊娠から出産までにかかる約10ヶ月の間に様々な変化が起こります。

体内のホルモンが変化し、子宮の重さは20倍程までに大きくなり、全身の靭帯が緩み大きくなったお腹を支えるため重心が変わります。

さらに出産を終えて、骨盤が開き不安定になり、骨盤底筋や腹筋などが伸びて傷ついてしまうなど妊娠から出産までに嬉しく楽しみな気持ちの反面、体には大きな負担がかかります。

そのため、以前から出産後は母体の回復のため、布団を敷いたまま出来るだけ横になり身体を休ませる期間を作るべきとされてきました。

そして、その期間を終えて日常生活に戻る際に布団を片付ける。
このような産後の過ごし方を『床上げ』と言います。

産後の床上げ時期は・・・

分娩方法、年齢、体調などにより多少異なりますが、3週間〜4週間が目安になります。

この時期に家事や育児、無理をして身体を動かすと妊娠・出産で傷ついた体の回復を遅らせるだけでなく、骨盤のゆがみや尿もれ、恥骨痛、腰痛、肩こり、産後うつ、産褥熱など産後特有の症状が現れる可能性が高くなります。

産後骨盤矯正を始めるタイミングについてはこちら

産後の床上げ期間の過ごし方は・・・

家族の協力が得られる場合は産後の1〜2週間は料理や掃除、洗濯などの家事を控えてしっかりと休みましょう。

2週間が経過してから、体調がいい日を見つけて軽めの家事から始めます。
まだ体は傷ついた状態なので無理をせず、できることから徐々に体に慣らしていってください。

どうしても家族の協力が難しい場合は平日の家事を最低限に留めて、旦那さんの休日にまとめて一緒に行うなどして体の負担を減らしましょう。

また、産後は特に体を温める、バランスの良い食事、目を休ませる、長く同じ体勢にならないなどを意識して身体を休ませてあげましょう。

産後床上げ期間の運動・・・

産後の床上げ期間に運動やトレーニングをするのはまだ早いですが、産後数日経ち、体調がよければ寝たまま軽く身体を動かして血液やリンパの流れを良くしましょう。

●肩の運動

仰向けでお腹の上に両手を置き、肩をすくめるようにゆっくり上げます。
10回を1セットにして朝と夕方など1日のうちに2〜3セット行います。

●足の運動

仰向けでゆっくり足首を曲げたり伸ばしたりを繰り返します。
10回を1セットにして朝と夕方など1日のうちに2〜3セット行います。

●手の運動

仰向けで手を体の横に置き、ゆっくりグーパーを繰り返す。
10回を1セットにして朝と夕方など1日のうちに2〜3セット行います。

●胸式呼吸・腹式呼吸

仰向けで胸に手を置き、胸部が動くようにゆっくり吸ったり吐いたりする。(10回)
お腹に手を持っていきお腹が動くようにゆっくり吸ったり吐いたりする。(10回)

2つで1セット。朝と夕方など1日2〜3セット行います。

※体調が良くない場合や痛みがある場合は無理に行わず、担当医や助産師さんに相談して、できる範囲で行ってください。

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございますm(_ _)m
産後の床上げ期間は妊娠・出産で頑張った体を十分に休ませてあげて下さい^_^

体調が良ければ少しずつ床上げ期間でも、寝たままできる体操から始めて徐々に体を動かしましょう。

ご出産されたばかりの方やこれからご出産の方が、産後の体を順調に回復させるために少しでもご参考になればと思います。

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