産後の腰痛の原因

こんにちは^_^
東京都府中市の東府中駅から徒歩30秒、整体院りむーぶの塩田です。

今回は、私が今まで産後骨盤矯正をさせていただいた産後ママに多い症状の1つ、産後の腰痛の原因についてお伝えしていきたいと思います。

原因

1. 妊娠中〜産後は骨盤を中心に全身靭帯が緩くなる

妊娠をすると女性の体は出産に向けての準備に入ります。

妊娠中から『リラキシン』というホルモンが分泌されて骨盤を中心に全身の靭帯が緩くなり、産道を作っていきます。

出産のために必要不可欠なホルモンなのですが、全身の靭帯が緩くなることによって関節が不安定になり筋肉の負担が大きくなり、それが結果的に腰痛に繋がることが多くあります。

では、なぜ妊娠〜出産で同じように靭帯を緩めるホルモンが出ていても痛みが出る方と出ない方がいるのかというと筋肉の状態が大きく影響しています。

妊娠前に習慣的に運動をしていたり、妊娠中にも適度に体を動かすことができていると出産後も極端に筋肉量が低下したり固まったりしづらいので、不安定になった関節を動かすのも筋肉がしっかりこなしてくれます。

反対に妊娠前・妊娠中に適度に体を動かせていなく、筋肉量が低下していた方や筋肉が固まってしまった方は産後に腰痛になる可能性が高くなります。

2. 抱っこ・抱っこ紐

赤ちゃんを抱き上げるときや降ろすとき、しばらく抱っこや抱っこ紐をしているときなどに腰痛が出る方も多いのではないでしょうか。

腰痛がある方のこういった動作を確認すると自然と腰に負担が強くなるやり方をしていることが多くなります。

1つの例を挙げると、赤ちゃんが重いのでいつも左の骨盤あたりに赤ちゃんのおしり辺りを乗せて抱っこをしている方がいるとします。

その方は抱っこしている間、左の骨盤を前に出して腰が反っていることで左股関節の前側の筋肉やお腹の中の筋肉が過度に緊張します。

それを繰り返すことでやがて抱っこしていない時にも同じ筋肉が緊張し続けてしまい、慢性的な腰痛になります。さらにその緊張した筋肉が骨盤を引っ張り、反り腰や骨盤の歪みにも繋がります。

産後でなくても、このようなメカニズムで腰痛や骨盤の歪みなどが起こりますが、産後は筋肉量が低下している、骨盤などの関節が緩い、抱っこなどの負荷が大きいこともあり、日常生活の負担を減らすため、正しい抱っこの仕方や抱っこ紐の使い方を知ることが大事になります。

3. 前かがみ・前重心

妊娠中にお腹が大きくなり、重たくなると重心が前に移動して前重心になります。そうすると自然と腰を反ったり背中を丸めたりしてバランスをとるので背中や腰の筋肉の負担が大きくなります。

育児では授乳やオムツ替えなど産前にはなかったような前かがみの姿勢が多くなると思います。
椎間板の圧力(腰の負担)は立っている状態に対して前かがみになると約1.5倍の圧力がかかり、さらに座った状態で前かがみになると2倍近くの圧力がかかるため、腰の負担が大きくなるのです。

下の図は姿勢と腰にかかる負担の関係を表したものです。

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このように腰に負担がかかる前かがみの姿勢が長く続けば、腰が限界に達し痛みが出るのも、うなずけますよね。

体勢をこまめに変えたり、ストレッチをするなど体をこまめに動かすことで腰の負担を分散することができるので腰痛でお悩みの方には是非、意識していただきたいと思います。

原因4. 産後のストレス

産後に限らないのですが、実はストレスによって起こる腰痛もあります。

ストレスが溜まることにより自律神経が乱れます。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経優位になると筋肉に力が入り、副交感神経優位になると力が抜けてリラックスできます。

ストレスが溜まることにより交感神経優位になると筋肉が緊張して、常に力が入ってリラックスできていない状態になります。さらに血管が収縮して血流が悪くなるため、腰痛など体の不調を引き起こします。

また自律神経が乱れることで頭痛、肩こり、代謝の低下、疲労感、倦怠感、便秘、イライラ、冷え、不眠などの様々な症状にも影響します。

これらの予防・改善方法は一人ひとり違いますが、一人で子育てや家事を頑張りすぎている方や色々考えすぎたり、心配事や不安が多い方ほど家族や周りの方、サポート事業などの助けを借りてご自身のリラックスできる時間を作ったり、体を休ませる時間を作っていただきたいと思います。

睡眠環境

産後は授乳や夜泣き、そうでなくても気になって起きたりと、どうしても睡眠不足になりますよね。
本来、寝ている間に疲労を回復させるホルモンが出るのですが、睡眠の質が悪いとホルモン分泌が低下して疲労が回復されず、日に日に溜まっていきます。

このように毎日の疲労がどんどん蓄積されると体が限界に達して、腰痛などの不調を引き起こします。特に朝から腰が痛かったり、体が重いという方は睡眠環境が良くない可能性が高くなります。

さらに赤ちゃんと一緒の寝床でいつも同じ体勢で寝ている、授乳しながらいつの間にか良くない体勢で寝てしまっているなどが腰痛や骨盤の歪みなどの原因になっている方も多いので注意が必要です。

こういった睡眠環境を整えることで腰痛などの不調が予防・改善できれば日々の生活をもっと快適に、楽しく過ごせるかと思います。

まとめ

ここまで整体院りむーぶのブログをお読みいただいてありがとうございますm(_ _)m

産後腰痛の原因は人それぞれ違いますが、ご自身の日常生活を見直すことであなたの腰痛の原因が見つかると思います。

腰痛が慢性化してしまい、なかなか改善しない方や腰痛が強い方は体の状態自体を根本的に変えないといけません。

当院では一人ひとりの腰痛の原因を見つけて、セルフケアや日常生活の注意点をお伝えし、あなたの腰痛を出している筋肉や骨盤に対しての施術を行い根本改善をサポートいたします。

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この機会に産後の腰痛をなくして腰を気にせず過ごす生活を手に入れてください^^

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